昨年末から今年の頭にかけて唐沢寿明主演で放送されたドラマは結局一度も見ず、ましてや昔放送されたという田宮二郎主演のドラマも見たことはなかったのですが、夏休みの課題図書として読んでみました。
筆者の徹底した医学界、法曹界に対する取材には驚かされます。フィクションなのにノンフィクションであるかのように感じさせる病院内の細かい描写や法廷で繰り広げられる緻密な医事裁判の様子など、まさにその取材の表れでしょう。それだけでなく、財前を始め、白い巨塔に仕える教授、同窓会、医師会の面々、それに立ち向かう里見などなど、登場人物の豊かさが読み手をどんどん作品の中に引き込んでいきます。テーマが重いにも関わらず次から次へと読めてしまうのは、そうした徹底したリアリティとそれぞれの登場人物の特徴を際立たせる描写によるのではないかと思いました。
最終章は不条理さを感じるとともに感動物でした。久々にもう一度読んでみたいと思う小説に出会ったかもしれません。
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しばらく山崎豊子読み漁ってみようかと思ってるよ。「沈まぬ太陽」も読もうと思ってる。
珍しく読書熱が沸いてきた。
数年前に塩野七生にはまって以来だ。
私も一時期読み漁ったよ〜!
「華麗なる一族」なんか、金融再編の話でとってもタイムリーだよ。
あと「不毛地帯」、忘れちゃいけない「大地の子」「沈まぬ太陽」も良かった。
どの作品も、すごい前の時代に書かれてるのに、全然テーマが色褪せないのと、問題が変わっていないっていうところが考えさせられるけど。
Posted by: myaon at August 25, 2004 11:28 AMとか言いながら「ダ・ヴィンチ・コード」読み始めちゃった。
まだ始めだけど、これもかなり奥が深いかも。
山崎豊子作品はその後読むかな。
Posted by: kenzy at August 26, 2004 12:36 AM
白い巨塔はこれから読む予定ですが、同じ山崎氏の著作、「沈まぬ太陽」を最近読みましたが、これも素晴らしい作品です。 おっしゃるとおり取材が半端なしです。 こちらもお勧めですよ!
Posted by: TAKASHI at August 25, 2004 12:28 AM