April 11, 2007

奥井潔先生

友人のブログを読んでいて、懐かしい名前を見つけた。それは高校時代に周りのみんなが通っていたとある塾の名前だ。自分はその塾には通っていなかったのだけれど、そんなひょんなことから、そういえば自分が当時通っていた塾はどうなっただろうと思って検索してみたところ、なんとその名前をWikipediaで発見。

Wikipediaってすごい。きっと当時その塾に通っていたような学生が今Wikipediaを作りあげている中心世代なのかもしれない。だからその塾が載っていたのかもしれないけど、それにしてもこんなニッチな情報まで載っているとは。やはり衆人の知恵はすごいもんだ。

さて、そんな流れでWikipediaを引き続き覗いていたら、「予備校教師」なるカテゴリーがあることに気づいた。見ていくと懐かしい名前がいっぱい。伊藤和夫、山本義隆、長岡亮介、石川正明、坂間勇。みんな浪人時代に授業を受けた教師ばかりだ。(正確には伊藤和夫の授業は受けていない。けどかの有名な「英文解釈教室」にはずいぶんお世話になった。)

そしてそんな懐かしい名前の中に、奥井潔先生の名前を発見した。どの名前よりも自分にとっては思い出深い名前だ。

奥井先生は知る人ぞ知る駿台予備校の人気英語教師だ。人気教師と言っても、受験に役立つ英語勉強法を教えてくれるとか、絶対受かる英文解釈法を教えてくれるわけでもない。

授業は毎回、200語程度の英文を読み、奥井先生がその解釈をする。これだけならただのつまらない授業だが、先生の授業はその英文解釈に先生の人生観・道徳観を交え、時にはユーモラスに時には厳しく語るのが特徴だ。その深い教養と長い人生経験に基づく興味深いお話に、いつもは長く感じる授業もあっと言う間に終わってしまうくらい、いつも引き込まれていた。

通常の授業だけでは物足りず、夏期講習に冬期講習、先生の授業は欠かさず履修した。もちろん遅刻も欠席もなく、すべて出席した。それくらい毎回先生の話に感銘を受けたことを記憶している。

そしてまわりにそんな生徒がいっぱいいた。みんな思いは同じだったに違いない。これが人気教師たる所以である。

少なからずその後の自分の行動・思考に影響を与えたであろう、まさに人生の師とでも言うべき奥井先生だが、Wikipediaによると2000年に亡くなられたようだ。今さらながらもう一度あの授業を受けてみたかった。ご冥福をお祈りいたします。

Posted by kenzy at April 11, 2007 12:23 AM


この記事へのコメント

僕も奥井先生しっていますよ。
恐らく亡くなられるギリギリに講義を受けた人間の一人です。
あの英語読解は情操教育でしたね。
なつかしい限りです

Posted by: tatsuji at April 11, 2007 01:32 PM

そうなんだ。
tatsujiの歳でも知ってるんだね。
確かに情操教育だ。
受験勉強の中であの時間だけが潤いがあるって感じだったよ(笑)。

Posted by: kenzy at April 11, 2007 06:47 PM











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