June 28, 2008

フランス旅行記5

フランス4日目。名残惜しいボーヌを後にして、南仏プロヴァンスに向かう。もうちょっとボーヌでゆっくりしたかったかもな。

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アルルの円形闘技場

もともとこの旅行の目的の1つでもあった世界遺産めぐり。また最近「ローマ人の物語」を読んでいるせいもあり、プロヴァンスに残る世界遺産のローマ遺跡を見ることも実は決めていた。何にも計画してないとは言え、モン・サンとプロヴァンスだけは決めていたのだ。

ましてや、世に聞こえた楽園プロヴァンス。いったいどんなところなのか、肌で感じたい。

ってことで、朝7時半の電車に乗りまずはリヨンに向かう。リヨン駅で朝食にパンをゲット。そしてリヨンからアヴィニョンまでTGV。フランス国内電車の旅にも慣れてきた。

TGVはアヴィニョンの中心地から少し離れたアヴィニョンTGV駅に到着する。ここからシャトルバス(1.5ユーロだったかな?)に乗ってアヴィニョンサントル駅に向かえばそこはもう城壁に囲まれた町の入り口だ。

それにしても、何て陽光のまぶしいことか。これが噂に聞くプロヴァンスの陽光。日差しは強いけど、乾燥しているので、実にさわやかだ。

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駅からロルロージュ広場まで続く町のメインストリートにあったブラッセリー

いつものようにまずは宿探し。ロルロージュ広場のすぐ横にあるホテルにチェックインする。プロヴァンスには3日滞在する予定なので、"2泊"すると伝え、荷物を預けて再び町へ繰り出す。(この"2泊"が後で思わぬ展開に・・・)

アヴィニョンは「アヴィニョン歴史地区」として世界遺産に登録されている町だ。14世紀にローマの教皇庁が一時的にアヴィニョンに移転した、教皇の「アヴィニョン捕囚」(バビロン捕囚)で有名な町だ。市内には当時の教皇庁が残っている。

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要塞のような教皇庁

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童謡で有名(らしい、知らない・・)なサン・ベネゼ橋とラベンダー

が、同じローマとは言え、興味があるのはもっと昔のローマ。「ローマ人の物語」の舞台となった時代のローマだ。

今日の目的はまずアルルの町に残るローマ遺跡を見ることなので、再び駅(アヴィニョン・サントル)に戻りアルル方面行きの電車に乗る。石灰岩がむき出しの岩山の中を抜け、電車は30分ほどしてアルルに到着。

もちろんアルルも世界遺産だ。「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」として登録されている。

駅からおよそ徒歩10分。まずは1〜2世紀頃に建設された円形闘技場。ローマのコロッセオは有名だが、ローマ人はいたるところにこうした闘技場を作り、ローマ市民に娯楽を提供していたのだ。そんな闘技場を目の当たりにするのは初めて。中に入って意外と小さいことにびっくり。とは言え、こういうものを2000年も昔に作っていたことが驚きだが。

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闘技場の中。今は時々闘牛などが行われるらしく、昔の観客席を活かしつつ、新たに観客席が付け足されている

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しっかりとしたつくりだ

闘技場の中の回廊を歩いていると、グラディエーターが戦い猛獣と決闘する様にローマ人が熱狂する声が聞こえてくるようだった。

続いて古代劇場。闘技場と劇場、そして街道や上下水道などの整備、これらが支配した地域を治めるためのローマ人の常套手段だったようだ。こうしたことをぶれることなく徹底して行った結果が、あれだけの大帝国を作り上げたんだろう。

古代劇場はちょうど工事中で、全景を眺めることが出来なくてちょっと残念だった。

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昔の舞台がそのまま残っているはずだったんだけど、工事中で見えず・・・

その後、コンスタンティヌスの公衆浴場、フォルムの跡などを見て回る。

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アルルの裏路地

そしてアルルと言えば、ゴッホの「夜のカフェテラス」のモデルとなったカフェのある町でもある。

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Le Cafe la Nuit Vincent Van Gogh

せっかくだからここでお茶でもしようと思ったんだけど、ちょうど日本人のおばちゃん団体客がいたので断念して、ならびにある別のカフェでお茶をした。

そしたらたまたま横に座ってた品のいい感じのマダムがなにやらフランス語で話かけてきた。自分のカメラを指差しながら何言ってるか分からなかったけど、「ナイコン?」だけ聞こえたので、「Nikonか?」って聞いてるんだろうと思って、「フランス語は分からないけど、これはNikonじゃない。Olympusだ」と答えた。

その英語を聞いてマダムは英語で話しかけてきた。どうやら普通にアメリカ人らしい。「英語けっこううまいけど、お前もアメリカ人なのか?」って聞かれたので、「小さい頃住んでただけだ、ニューヨークに」と答える。

すると、マダム、「私は今NYに住んでるんだよ。"White Plains"ってところに」と。

この"White Plains"、昔住んでいた"Hartsdale"の隣駅だ。「実はHartsdaleに住んでたんだよ」って言ったら、マダムすごいびっくりしていた。そこからはWhite Plainsのモールの話とか、近くにあるダムの話とか、ローカルネタでひとしきり盛り上がった。

旅に出ると思わぬ出会いがあったりするけど、これまたびっくりな出会いだった。さらになぜか途中から日本酒の話になったし(笑)。「いい酒は熱燗にしちゃいけないらしいけど、私は暖かい方が好きだから、熱燗にするんだ」「いい酒でもそうやって飲むこともあるから、必ずしもダメってわけじゃないんだよ」とか。

何かおもろかった。

"Say Hello to White Plains !"と言ってそのマダムとお別れし、既に17時を過ぎていたのでアヴィニョン行きの電車に乗ってアルルを後にした。

さて、ディナーだ。ガイドブックに載ってるとこもいいけど、出来れば地元の人が行くようなとこがいい。と思って、ホテルのフロントの人にオススメのレストランをいくつか教えてもらって、その中でよさそうな店に予約を入れてもらった。どんなとこか楽しみ。

部屋に入り、またまたEUROの再放送を見つつ一休み。そして20時に行動開始。

行ったのはBRUNELっていうレストラン。こじゃれた感じの内装の店だ。

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まずは前菜 エビとか白身魚のタルタル

これがちょーおいしかった。要は生のエビや魚を細かく切って、ソースであえて、ケーキ状にした食べ物なんだけど、ソースが主張しすぎてなくてちょうどいい味だ。

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メイン、フォアグラを豆で煮込んだもの

こっちは前菜に比べると感動は少なかったかな。もちろんおいしかったけど。

そしてワイン。

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コート・デュ・ヴァントー

コート・デュ・ローヌ(ボーヌのさらに南からプロヴァンスにかけての地方)の中でも最南部、アヴィニョン郊外のコート・デュ・ヴァントーの赤。

さすが地元の人の紹介。いいお店でした。店員さんもすごい感じよかったし。また行ってもいいなと思ったレストランでした。

ここまで来て気づいたかもしれませんが(もっと前に気づいてる?)、毎日うまいもんばっか食べて贅沢してます(しすぎですが)。密かにこの旅行、フランスのおいしいもの食べるツアーでもあるんです。だからメインはディナー。朝とか昼はほどほどにディナーを愉しむことにしたんです。たまには(っていつも?)いいでしょ?

さぁ、明日はもう1つの目玉、ポン・デュ・ガール見学。アヴィニョンからバスで行けるらしいので、それで行こう!(つづく)

Posted by kenzy at June 28, 2008 04:57 PM


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