ただいま成田空港です。これから出張です。今月は1週おきに海外に行ってる。半分は自業自得だけど、やっぱり疲れます。とも言ってられないので、仕事頑張ってきます。
さて、フランス5日目。今日は旅のもう1つの目的、ポン・デュ・ガール巡りです。
地球の歩き方によると、アヴィニョンからバスで行けるってことだったので、あまり調べもせずバスターミナル行けばモンサンのノリで行けるんだろうって余裕かましていたんです。また例によってパン屋で朝食のパンを買い、9時にオープンする観光案内所に行ってバスの時間を聞こうと思ったんです。
そしたらなんと、バスは8時半に行ってしまい、次は12時過ぎだと。しかも帰りのバスは2時半だからあまりポン・デュ・ガールでゆっくり出来ないらしい。
ここ2日くらい順調だっただけに、久々に焦る。タクシーで行くと片道60ユーロくらいだとも言うし。でもそんな余裕はない。途方に暮れる。
地球の歩き方によれば、ニームっていう町(ここにも円形闘技場が残っている)からもバスで行けるらしい。一か八か、電車でニームまで行って、バスを探すことにした。
アヴィニョンからニームまでは電車で40分程度。到着後、すぐバス停に向かうが、行き先は書いてあっても途中停車するバス停は書いてない。ポン・デュ・ガール行きのバスも見当たらない。案内板もいまいち不親切。さらに焦る。
案内所的なものがないかうろうろするが見当たらない。ますます焦る。
そんなところに1台のバス現る。行き先の表示板に"Pont du Gard"の文字発見!!賭けてよかった。
バスで1時間ほど、ポン・デュ・ガール到着・・・。ハテ、何処にあるのやら。実はポン・デュ・ガール停留所と言えど、バス停はずいぶん離れたところにある。しかも周りには何もない。ちゃんと帰りのバスの時間を調べておかないと、日陰のないバス停で何もすることもなく1時間厳しい日差しを浴びて待つ羽目になるので、バスで行く人は注意が必要だ。(調べておいたんだけど、ちゃんと覚えてなくて、1時間弱待つことになった者です)
そこから歩いて10分くらい、まずはポン・デュ・ガールの観光センターの建物が見えてくる。まだ本物はどこにも見当たらない。観光センターには博物館とか映画を見れる施設なんかがある。とりあえず、本物をまず見たいので、目もくれずさらに進む。
さらに5分歩くか歩かないかくらいして、ついにポン・デュ・ガールがその姿を現した。
でかい。これが本当に2000年も前に建てられたものなのか。

一段目は歩道になってる。そこから眺めるとアーチのでかさがよく分かる。

一番上の実際に水道が通っていたところ。団体で予約すれば、水路を歩くことが出来るらしい。
前も書いたけど、はるか50kmも先から水をひいて、こんな巨大な水道橋を作らなければならないほど、ニームという町は重要だったんだろうか。もっと近くからひくことできなかったのだろうか。
やっぱりローマ人の統治に関する徹底したポリシー(インフラを整備し、娯楽を提供し、ローマ化することで、その土地を治める)を強く感じずにはいられない。もちろんこれだけのものを造る技術力の高さも。
ポン・デュ・ガールは見るだけならはっきり言って30分で終わってしまう。でもせっかくなので、その周りの山々を散策した方がいろいろな角度から見れて楽しい。
しかし、この日はいつも以上に日差しが強い。山登りも日陰ならいいが、日向だと強烈に暑い。でも時々ある木陰のオアシスで休むと、川を渡って吹いてくる風がすごく心地よい。
久々に山歩きを楽しんで、ポン・デュ・ガールをあとにする。バス停に向かう。そう、バス到着1時間前に。また日差しを浴びて、体力さらに消耗。
帰りのバスは熟睡。ニームの町の円形闘技場を見ようかとも思ったけど、疲れ果てていたので電車に乗ってアヴィニョンに帰った。疲れた体に追い討ちをかける出来事(大げさ?)が待っているとも知らず。
ホテルに戻って、エレベータを上り、自分の部屋に着いて、カードキーを挿して、部屋を開ける。
ない。
そこにあるはずのバッグがない。テーブルの上に置いておいた本とかも、ない。何もない。
やられた!と思った。初めて旅行で泥棒にあったと思った。
でも、ひとまず冷静になって、フロントに戻ろうとして、ちょうどフロントの横にある荷物置き場に自分のカバンが置いてあるのが見えた。よかった、盗まれてはいないみたいだ。
でもなぜ?
フロントに何でここにあるの?って聞くと、「いや1泊の予定だと今日の15時までにチェックアウトなんだけど、待っても来なかったから移動したんです」と。
ちょっと待て、昨日2泊って言ったよね。ちゃんと調べろ。
で、よく調べてもらったら、ちゃんと2泊になってるし。「本当にすいません。我々のせいでした。明日の朝食は無料(通常15ユーロ!)にしますので。」
別にいらないから。
何はともあれ、泥棒じゃなくてよかったし、今晩泊まるとこも確保できてよかった。それにしても朝から焦ることの連続だったな、今日は。
そして今日のディナー。さっき謝っていたフロントの女の子にオススメ教えてもらった。彼女の友達がやっているMerci Tontonって店だ。場所からして絶対観光客が来なさそうなとこ。これよ、こういうとこ行きたかったのよ。
しかし、そういう店には英語のメニューなんか置いてない。なんとなく覚えた単語を総動員しつつ、英語がちょっと怪しい店員さんにも助けられつつ、解読して注文した。でも一生懸命教えてくれようとするし、ここの店員さんもいい人たちばっかだったな。
昨日のタルタルがあまりにもおいしくて、今日はメインをタルタルにしてみた。今回はマグロの。昨日のレストランの味とはまた違うけど、これもおいしかった。やっぱり生魚は日本人にあうんだろうな。味付けもしつこくなくて、日本人向けだし。
店内の中庭的なところで食べたんだけど、かわいらしく雰囲気がすごくいいところだった。あとなんと言っても店員さんがみんなフレンドリー。例のホテルのフロントの子の友達も、子門真人(字あってるかな?)かって髪型してたけど、すごい感じのいい人。さらにその人の子供もかわいらしくて、レストラン内を走り回ってる。とても家庭的ないいお店だった。
今日1日起きたことをすべて忘れてしまうような居心地のよさに、ついつい長居をしてしまった。アヴィニョン最高!?(つづく)
Posted by kenzy at June 29, 2008 04:31 PM本当に噴水のためだけだとしたら、すごい投資だよね。
そんなに噴水って大事なんだろうか。
パクス・ロマーナを築き上げた、勝者の余裕なのかね。
あと2日です。もうちょっとお付き合いください。
Posted by: kenzy at June 30, 2008 11:48 AMうんうん、旅行記、臨場感あって読み応えもあるし面白いよ〜。続き、楽しみにしてます。
それから、インフラ整備の話は「ローマ人の物語27巻(文庫本版)」〜に詳しく載ってるらしい。今読み始めたから読み終わったらまたシェアするよん。
Posted by: myaon at June 30, 2008 12:39 PMなるほど。
まだ全然そこまでたどり着いてないんだよね。
最近飛行機の中でしか進んでないし(笑)
今日は飛行機の中でカエサルが暗殺され、今オクタヴィアヌスが出てきたとこ。
先長い・・・。
Posted by: kenzy at June 30, 2008 01:55 PM
旅行記、よくまとまっていて面白いです。
私の記憶が正しければ、
ボン・デュ・ガールは生活水は足りているニームに
噴水を作りたいがために
わざわざアプトからニームまで運河をつくり、
あんなにデカイ水道橋を作ったという経緯のはず。
続きも楽しみにしています。もう終わりか?
Posted by: noja at June 29, 2008 07:31 PM