アメリカ出張中にフランス旅行記を書いてる日本人です。前回の旅行記を書き終わった後、ふとホテルの部屋を見回して、自分がいったいどこにいるのか分からなくなりました。
それではフランス最終日です。
今日はパリのベタな観光地巡りをする日。まずは9時にオープンするルーブル美術館を目指す。リヨン駅から地下鉄で15分くらい。目指すはパレ・ロワイヤル-ミュゼ・デュ・ルーヴル駅のつもりだったけど、あえて1つ前のルーヴル-リヴォリ駅で降りてみる。
駅を出ると、目の前にはルーブル美術館が広がっているが、まだオープンまでは時間があったので、パリに現存する最古の橋、ポン・ヌフにまずは向かってみる。
つまりは徳川家康が江戸に幕府を開いた頃に出来た橋だ。なんかそう考えるとすごいな。
橋からセーヌ川沿いにルーブル方面に歩く。川面を渡る風が心地よい。水は決してきれいではないけど、セーヌ川がパリの人たちにとって憩いの場になっているのも納得がいくくらい、川沿いの散歩は気持ちがよい。
そしてルーブル美術館の表玄関、ガラス張りのピラミッドへ。ちょうどたどり着いたくらいに、美術館もオープン。寄り道正解だ。
ルーブルは全部見ようと思ったらきっと1日で回りきれないくらい、数多くの展示品が飾られているので、的を絞って、有名な(ベタな)絵画や彫刻、ちょっと興味のある時代の芸術を中心に見ることにした。
まずは混雑する前に、ルーブルと言えばこれ。ベタベタだけど、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザが展示されている部屋に一目散。途中の展示物には目もくれず向かう。
モナリザについてはあまりに多くの謎や解釈が語られているせいか、余計に不思議な絵に見えてしまう。見れば見るほど、あの微かな笑みに引き込まれる。なぜだか分からないけど、毎度ここに来るたびにひきつけられ、ずいぶん長い時間、モナリザの前でじっと見入ってしまう。本当に不思議な魅力だ。
後は順不同。これ以外にも見たけど。
むしろ白馬にまたがったナポレオンがアルプスを越える絵の方が有名だけど、本当は馬なんかに乗ってアルプス越えは出来ないらしく、実はロバに乗って越えたらしい。こっちの方がロバっぽい?英雄もこの絵だとちょっと庶民的に見えてしまう。
この絵の大きさ、緻密さには驚く。
もちろんこれ以外にも展示されているものはたくさんたくさんある。けど、本当に全部見て回っていたら日が2回は暮れるので、ちょうど昼時だし、3時間ほどでルーブルを後にする。
夜は機内で食事なので、このランチがフランス最後の食事だ。せっかくパリに来たんだし、本場のワインバーでワインを飲みながら食事をしよう。ということで、またベタだけど、地球の歩き方に出ていた、ルーブルからは徒歩10分ほどのところにあるワインバーに入った。
#これまた地球の歩き方を今持っていないので、店の名前分からず。帰国したら更新しとこ。
「いらっしゃいませ」
あれ、なんか久々に聞く日本語。なんと日本人の女性が働いているではないか。しかし、何で日本人って分かったんだろw。
1年半ほど前からプロヴァンスの田舎町(なんて町だか忘れた)のビストロで働いていて、1年くらい働いて知り合いのソムリエの紹介でこの店で働きに来たらしい。別に地球の歩き方に載っていて、日本人がよく来るからとかではなく、たまたま働き始めたんだって。むしろ聞いたら、あまり日本人は来ないって言ってた。
その女性のオススメの、コート・デュ・ローヌのサン・ジョセフとか、ローヌ南部のリュベロン近くのワインとか、グラスで3杯ほど頂いた。(1杯はサービスしてもらっちゃった!)
そしてフランス最後の食事は、本日のオススメ。
ウサギを食べたのは2度目だけど、どうもパサパサした印象しかなかった。けど、これは煮込んでいるせいか、しっとりしていておいしい。味付けもちょうどいい。どっしりした感じのワインよりも、すっきりフルーティーな感じのほうがあう。ちゃんとそういうのを彼女は選んでくれた。さすがだ。
彼女、1年半しかまだフランスには住んでいないけど、時々日本に帰ったりしているみたい。でも、「渋谷の人ごみとかありえないじゃないですか。やっぱりフランスの方がいいんですよ。」 ほんと、ありえないよね。そのありえない渋谷にこれから帰るんだよ。はぁ憂鬱。
まさかこんな気軽に会話しながらランチが出来るとは思ってなかったので、ついつい長居をしてしまった。まだまだベタな観光地に行かなければならないので、「これからも頑張ってね」と言い残し、お店を出た。
歩き方にも書いてあったけど、確かに気軽に入れる店だし、日本人が働いているので注文もしやすい。パリに行ったら一度は行ってみることをオススメする。もちろんワインもフランスだけではなく、イタリア、スペイン、カリフォルニアと数多く取り揃えているので、ワイン目的でももちろん問題ない。
次なるベタ観光はシャンゼリゼと凱旋門。
買う物なんてあるわけないけど、一応店内に入ってみる。2階のメンズコーナーの奥で、シャンパンを飲みながら商品を物色する紳士。その横のケースの上には服が何店も置いてある。あ、常連さんか。明らかにその人と比べて自分はいかにも何も買わなさそうな観光客にしか見えないので、そそくさとそこを立ち去り、店を出た。でも結構自分と同じような人も多いので、気軽(?)に覗いてみてもいいかもしれない。
近くで門に施された彫刻を見るとその精巧さと勇ましさに圧倒される。階段を上って屋上に出ようかと思ったけど、ありえないくらい行列していたのであきらめて、凱旋門の下でしばらく休憩。
そしてそして最後はエッフェル塔。これも上ろうかと思ったんだけど、時間が迫っていたし、きっと凱旋門同様混んでいるんだろうと思って、上るのはあきらめた。

東京タワーと違って周りに高い建物がないから、その美しさが際立つ
エッフェル塔の対岸のシャイヨー宮から眺めつつ、大道芸人の芸を眺めつつ、しばらくそこでまた休憩。しかし今日もまた日差しが強い。日陰にいないと真っ黒になってしまいそうだ。
「人ごみ」の日本には戻りたくないけど、もう時間だ。(とは言え、大観光地パリも観光客の人ごみでどこもいっぱいだけど) ホテルに預けた荷物を受け取って、ぼちぼち空港に向かわなければ。ものすごく名残惜しいが。
シャルル・ド・ゴールまではリヨン駅前からのエール・フランスバスで渋滞がなければ50分くらい(第1ターミナルだと。第2ならもっと早い。)帰りたくないので乗りたくないけど、しかたなくwバスに乗って空港に向かった。
7日間のフランス縦断旅行。初めて行ったところばかりだったけど、景色も食事も人の温かさも、何もかもいい思い出ばかり。まぁ、いろいろ事件はあったけど、それも旅の醍醐味だし。
かなり綱渡りな旅だったけど、あえてそうしてよかったかも。なかなか日常では味わえないスリルを味わえたし。
やっぱりたまには日常を飛び出して、非日常に身を投じるのも悪くない。おかげでいろんなことを考える時間が作れたし。何よりいろんな人に会い、いろんな生活に触れ、いろんな経験をしたことが一番大きい。
どの旅もそうだけど、これまた思い出深い旅の一つになった。
追記
非日常の感覚のまま、空港でチェックインし、ラウンジに入ったところで、なんか熱心に仕事をしている弊社の役員と遭遇してしまった・・・。いっきに日常に戻された。まだ余韻を楽しみたかったから声はかけなかったけどw。後で聞いたらどうやら出張帰りだったらしい。しかも、同じ飛行機に前S社会長のI井夫妻も乗っていたとか。遭遇はしなかったけど。うーん、何が何でも自分のことを日常に引き戻したかったんだろうか(笑)。
ただいま日曜の夜です。EURO決勝みて、夕方から先輩と街に繰り出し、ちょっとぶらぶらした後、夕飯にしゃぶしゃぶ食べてきました。SHABUWAYって店で(笑)。
しゃぶしゃぶってよっぽど肉が悪くない限り、はずすことはないと思うけど、もしこっちに住んでたら週1回は来てもいいなって味だった。変にアメリカ人向けにしてない、まんまの日本の味だったので。まぁ、アメリカ人向けにしようがないくらい、シンプルな料理ではあるのだけど。
さて、フランス6日目です。
当初の予定だとこの日は世界遺産「オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」」を見にオランジュに行く予定だったが、ローマ遺跡もずいぶん見たし、予定を変更してプロヴァンスのプロヴァンスたるところを見に行こうってことにした。
アヴィニョンの郊外リュベロン地方は、敵の攻撃から村を守るため山の頂に寄り合って村人が生活する小さな村々が点在するところだ。またラベンダーでも有名で、ちょうどこの季節咲き始まる。観光地化されてしまっているだろうけど、フランスの田舎を味わうにはよさそうだ。ましてやプロヴァンスの田舎。そう聞いただけで、のどかな田園風景と花で飾られたかわいらしい家々が目に浮かんでくる。
そう思い立ったのは昨日のニームからの帰りの電車の中。昨日の夕方アヴィニョンについてすぐ観光案内所に赴き、翌日のツアーを予約しておいた。朝8時半発、13時半までの半日ツアーだ。
まずはガイドのフランソワさんが、ラベンダーが咲き始めた畑の前で車を止めてくれた。
まだそれほど香りも強くなく、満開とまではいかなかったけど、なんとなく見ているだけで心が落ち着く。さすがラベンダー。
続いてリュベロン地方でもっとも有名な町、ゴルドを望める丘の上で停車。それがトップの写真だ。山の頂上にあるお城を囲むように家々が並び、一見無秩序に見えるが、不思議と全体として均整が取れていて美しい村の風景を作り出している。しばらく眺めていても飽きない光景だった。
続いて、ラベンダーの中の修道院として有名なセマンク修道院へ。こちらのラベンダーはまだまだ咲き始めもいいとこで、絵葉書のような絵を期待していたんだけど、ちょっと拍子抜け。
ラベンダーが満開だったら、間違いなく美しい光景なんだろうな。ちょっと残念。
そしていよいよゴルドの村の中へ。お土産屋さんやレストランが立ち並び、だいぶ観光地化されてしまっているけど、一歩路地に入ると昔ながらの生活の空気が感じられる。ゆっくり路地を歩いていると、自分がどこにいるのか、いつの時代にいるのか分からなくなってくるが、心が落ち着いていくのが分かる。村に癒されている感じだ。
続いて赤い村、ルシヨン。
酸化鉄を多く含んだ赤い土がむき出しになっている山の上に立つこれまた壁が赤い家が立ち並ぶルシヨン。どこかで見たことがあるような、懐かしいような、そんな村だ。

この日も日差しは強烈だったが、木陰は快適。木陰で新聞?読むおじいちゃん
ゴルドの落ち着きとは異なり、壁の色のせいもあるけど、いかにもな陽気な雰囲気が漂うとてもかわいらしい村だ。
続いて、本当はLacoste(ラコスト)という村に行く予定だったが、だいぶ時間がなくなってきてしまったため、ラコストは飛ばして、最後の村メネルブへ。ちなみにラコストとあのワニの図柄でお馴染みのポロシャツは何の関係もないらしい。ラコストはサディズムの語源となった、サド侯爵のお城を中心にした村だそうだ。
メネルブはこれまでの村とは異なり、ほとんど観光客のいない、本当に昔ながらの佇まいを感じられる村だ。
ここで完全に時間切れ。ガイドのフランソワ君、14時から次のツアーがあるとかで、高速をものすごい飛ばして、ツアー開始5分前に無事アヴィニョンに帰還した。
それにしても、期待していた通りのプロヴァンスの田舎の雰囲気を体感できて、オランジュに行く予定を変更してツアーに参加したかいがあった。いろいろ考えさせられることも多かったし。
ローマの遺跡は一回見ればいいや、って気になるが、リュベロンは何回来てもいいかも、って思うとても素敵な地方でした。実は結果的にこの旅行で一番印象に残ったとこだったかもしれない。
アヴィニョンには3日滞在の予定であったので、今日が最終日。16時半のTGVでパリに戻る。いろいろあったけど、名残を惜しむようにそれまでアヴィニョン市内を散策して回った。
そしていよいよ出発の時間。行きはなかったがアヴィニョンTGV駅でラベンダーが売られていた。駅の構内はラベンダーの香りでいっぱい。プロヴァンスの印象はラベンダーの香りとともに強烈に焼き付けられることとなった。
さてこのTGV、全区間高速線区間なので、めちゃ速い。あ、そういえばだいぶお世話になったTGVもこれが最後の搭乗だ。別れを惜しまれたわけでもないだろうが、アヴィニョンサントル駅で前日に予約した時の駅員の手違いか、本当は2等用のレイルパスだったのに席が1等になってた。もちろん追加料金はいつもどおり3ユーロで。まぁ、いろいろ大変なこともあったから最後はご褒美かな、ってことでパリまでの2時間半、快適に過ごさせてもらった。車掌さんにも何も言われなかったし。
7時過ぎにパリ リヨン駅に到着。いつものように今宵の宿探しだ。パリの駅前なんて混んでるかなって思ったら、案外すんなり入れた。駅前の道を入ったホテルに。
さすがにパリ市内だけにちょっと部屋は狭いけど、最初のホテルほどではない。さらにフロントの人の対応もいい。しつこいが、初日のホテルはいったい何だったんだか。わざわざ日本で予約して行ったのに。結果的に予約したとこがダメダメで、飛び込みで入ったホテルが全部いいと言う、なんとも自分の調査力不足を痛感させられる結果となった。
さて、ディナー。またまたホテルのフロントの人に聞くと、ホテルのすぐ目の前のビストロを紹介してくれた。伝統的な料理がリーズナブルでおいしいからと。
#出張中のため、レシートとか持ってきてなくて、ビストロの名前が分かりません。後で備忘のために更新するけど。
メニューを見ると、「地球の歩き方」に出ていた典型的フランス料理が並んでいる。その中で、超ベタな2品にしてみた。

コンフィ・ド・カナール(鴨のカナール。鴨のローストってところ)
どちらも店の雰囲気とは裏腹に家庭的な味といった感じでおいしかった。特に鴨のカナールは外側がパリパリで中が柔らかく、塩加減もちょうどよく、脂っこくなくて、めちゃうまかった。
これは赤ワインに合うわ。ってワインの写真撮り忘れたけど。
フランス最後の晩餐も大満足。フランス料理というと、フルコースで趣向を凝らした料理、をイメージしてしまうが、今回みたいにアラカルト(もしくはムニュと呼ばれる定食)でもちろん頼むことも出来るし、意外と素朴な料理も多い。さすが世界3大料理のフランス料理だ。懐が深い。
明日はフランス最終日。夜の飛行機でついに帰国。パリには2回ほど来たことあるから、ほぼ行ったことのあるところばっかりだけど、明日は冒険せずベタな観光でもしよう。冒険するの疲れるし。(つづく)
ただいま成田空港です。これから出張です。今月は1週おきに海外に行ってる。半分は自業自得だけど、やっぱり疲れます。とも言ってられないので、仕事頑張ってきます。
さて、フランス5日目。今日は旅のもう1つの目的、ポン・デュ・ガール巡りです。
地球の歩き方によると、アヴィニョンからバスで行けるってことだったので、あまり調べもせずバスターミナル行けばモンサンのノリで行けるんだろうって余裕かましていたんです。また例によってパン屋で朝食のパンを買い、9時にオープンする観光案内所に行ってバスの時間を聞こうと思ったんです。
そしたらなんと、バスは8時半に行ってしまい、次は12時過ぎだと。しかも帰りのバスは2時半だからあまりポン・デュ・ガールでゆっくり出来ないらしい。
ここ2日くらい順調だっただけに、久々に焦る。タクシーで行くと片道60ユーロくらいだとも言うし。でもそんな余裕はない。途方に暮れる。
地球の歩き方によれば、ニームっていう町(ここにも円形闘技場が残っている)からもバスで行けるらしい。一か八か、電車でニームまで行って、バスを探すことにした。
アヴィニョンからニームまでは電車で40分程度。到着後、すぐバス停に向かうが、行き先は書いてあっても途中停車するバス停は書いてない。ポン・デュ・ガール行きのバスも見当たらない。案内板もいまいち不親切。さらに焦る。
案内所的なものがないかうろうろするが見当たらない。ますます焦る。
そんなところに1台のバス現る。行き先の表示板に"Pont du Gard"の文字発見!!賭けてよかった。
バスで1時間ほど、ポン・デュ・ガール到着・・・。ハテ、何処にあるのやら。実はポン・デュ・ガール停留所と言えど、バス停はずいぶん離れたところにある。しかも周りには何もない。ちゃんと帰りのバスの時間を調べておかないと、日陰のないバス停で何もすることもなく1時間厳しい日差しを浴びて待つ羽目になるので、バスで行く人は注意が必要だ。(調べておいたんだけど、ちゃんと覚えてなくて、1時間弱待つことになった者です)
そこから歩いて10分くらい、まずはポン・デュ・ガールの観光センターの建物が見えてくる。まだ本物はどこにも見当たらない。観光センターには博物館とか映画を見れる施設なんかがある。とりあえず、本物をまず見たいので、目もくれずさらに進む。
さらに5分歩くか歩かないかくらいして、ついにポン・デュ・ガールがその姿を現した。
でかい。これが本当に2000年も前に建てられたものなのか。

一段目は歩道になってる。そこから眺めるとアーチのでかさがよく分かる。

一番上の実際に水道が通っていたところ。団体で予約すれば、水路を歩くことが出来るらしい。
前も書いたけど、はるか50kmも先から水をひいて、こんな巨大な水道橋を作らなければならないほど、ニームという町は重要だったんだろうか。もっと近くからひくことできなかったのだろうか。
やっぱりローマ人の統治に関する徹底したポリシー(インフラを整備し、娯楽を提供し、ローマ化することで、その土地を治める)を強く感じずにはいられない。もちろんこれだけのものを造る技術力の高さも。
ポン・デュ・ガールは見るだけならはっきり言って30分で終わってしまう。でもせっかくなので、その周りの山々を散策した方がいろいろな角度から見れて楽しい。
しかし、この日はいつも以上に日差しが強い。山登りも日陰ならいいが、日向だと強烈に暑い。でも時々ある木陰のオアシスで休むと、川を渡って吹いてくる風がすごく心地よい。
久々に山歩きを楽しんで、ポン・デュ・ガールをあとにする。バス停に向かう。そう、バス到着1時間前に。また日差しを浴びて、体力さらに消耗。
帰りのバスは熟睡。ニームの町の円形闘技場を見ようかとも思ったけど、疲れ果てていたので電車に乗ってアヴィニョンに帰った。疲れた体に追い討ちをかける出来事(大げさ?)が待っているとも知らず。
ホテルに戻って、エレベータを上り、自分の部屋に着いて、カードキーを挿して、部屋を開ける。
ない。
そこにあるはずのバッグがない。テーブルの上に置いておいた本とかも、ない。何もない。
やられた!と思った。初めて旅行で泥棒にあったと思った。
でも、ひとまず冷静になって、フロントに戻ろうとして、ちょうどフロントの横にある荷物置き場に自分のカバンが置いてあるのが見えた。よかった、盗まれてはいないみたいだ。
でもなぜ?
フロントに何でここにあるの?って聞くと、「いや1泊の予定だと今日の15時までにチェックアウトなんだけど、待っても来なかったから移動したんです」と。
ちょっと待て、昨日2泊って言ったよね。ちゃんと調べろ。
で、よく調べてもらったら、ちゃんと2泊になってるし。「本当にすいません。我々のせいでした。明日の朝食は無料(通常15ユーロ!)にしますので。」
別にいらないから。
何はともあれ、泥棒じゃなくてよかったし、今晩泊まるとこも確保できてよかった。それにしても朝から焦ることの連続だったな、今日は。
そして今日のディナー。さっき謝っていたフロントの女の子にオススメ教えてもらった。彼女の友達がやっているMerci Tontonって店だ。場所からして絶対観光客が来なさそうなとこ。これよ、こういうとこ行きたかったのよ。
しかし、そういう店には英語のメニューなんか置いてない。なんとなく覚えた単語を総動員しつつ、英語がちょっと怪しい店員さんにも助けられつつ、解読して注文した。でも一生懸命教えてくれようとするし、ここの店員さんもいい人たちばっかだったな。
昨日のタルタルがあまりにもおいしくて、今日はメインをタルタルにしてみた。今回はマグロの。昨日のレストランの味とはまた違うけど、これもおいしかった。やっぱり生魚は日本人にあうんだろうな。味付けもしつこくなくて、日本人向けだし。
店内の中庭的なところで食べたんだけど、かわいらしく雰囲気がすごくいいところだった。あとなんと言っても店員さんがみんなフレンドリー。例のホテルのフロントの子の友達も、子門真人(字あってるかな?)かって髪型してたけど、すごい感じのいい人。さらにその人の子供もかわいらしくて、レストラン内を走り回ってる。とても家庭的ないいお店だった。
今日1日起きたことをすべて忘れてしまうような居心地のよさに、ついつい長居をしてしまった。アヴィニョン最高!?(つづく)
フランス4日目。名残惜しいボーヌを後にして、南仏プロヴァンスに向かう。もうちょっとボーヌでゆっくりしたかったかもな。
もともとこの旅行の目的の1つでもあった世界遺産めぐり。また最近「ローマ人の物語」を読んでいるせいもあり、プロヴァンスに残る世界遺産のローマ遺跡を見ることも実は決めていた。何にも計画してないとは言え、モン・サンとプロヴァンスだけは決めていたのだ。
ましてや、世に聞こえた楽園プロヴァンス。いったいどんなところなのか、肌で感じたい。
ってことで、朝7時半の電車に乗りまずはリヨンに向かう。リヨン駅で朝食にパンをゲット。そしてリヨンからアヴィニョンまでTGV。フランス国内電車の旅にも慣れてきた。
TGVはアヴィニョンの中心地から少し離れたアヴィニョンTGV駅に到着する。ここからシャトルバス(1.5ユーロだったかな?)に乗ってアヴィニョンサントル駅に向かえばそこはもう城壁に囲まれた町の入り口だ。
それにしても、何て陽光のまぶしいことか。これが噂に聞くプロヴァンスの陽光。日差しは強いけど、乾燥しているので、実にさわやかだ。

駅からロルロージュ広場まで続く町のメインストリートにあったブラッセリー
いつものようにまずは宿探し。ロルロージュ広場のすぐ横にあるホテルにチェックインする。プロヴァンスには3日滞在する予定なので、"2泊"すると伝え、荷物を預けて再び町へ繰り出す。(この"2泊"が後で思わぬ展開に・・・)
アヴィニョンは「アヴィニョン歴史地区」として世界遺産に登録されている町だ。14世紀にローマの教皇庁が一時的にアヴィニョンに移転した、教皇の「アヴィニョン捕囚」(バビロン捕囚)で有名な町だ。市内には当時の教皇庁が残っている。

童謡で有名(らしい、知らない・・)なサン・ベネゼ橋とラベンダー
が、同じローマとは言え、興味があるのはもっと昔のローマ。「ローマ人の物語」の舞台となった時代のローマだ。
今日の目的はまずアルルの町に残るローマ遺跡を見ることなので、再び駅(アヴィニョン・サントル)に戻りアルル方面行きの電車に乗る。石灰岩がむき出しの岩山の中を抜け、電車は30分ほどしてアルルに到着。
もちろんアルルも世界遺産だ。「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」として登録されている。
駅からおよそ徒歩10分。まずは1〜2世紀頃に建設された円形闘技場。ローマのコロッセオは有名だが、ローマ人はいたるところにこうした闘技場を作り、ローマ市民に娯楽を提供していたのだ。そんな闘技場を目の当たりにするのは初めて。中に入って意外と小さいことにびっくり。とは言え、こういうものを2000年も昔に作っていたことが驚きだが。

闘技場の中。今は時々闘牛などが行われるらしく、昔の観客席を活かしつつ、新たに観客席が付け足されている
闘技場の中の回廊を歩いていると、グラディエーターが戦い猛獣と決闘する様にローマ人が熱狂する声が聞こえてくるようだった。
続いて古代劇場。闘技場と劇場、そして街道や上下水道などの整備、これらが支配した地域を治めるためのローマ人の常套手段だったようだ。こうしたことをぶれることなく徹底して行った結果が、あれだけの大帝国を作り上げたんだろう。
古代劇場はちょうど工事中で、全景を眺めることが出来なくてちょっと残念だった。

昔の舞台がそのまま残っているはずだったんだけど、工事中で見えず・・・
その後、コンスタンティヌスの公衆浴場、フォルムの跡などを見て回る。
そしてアルルと言えば、ゴッホの「夜のカフェテラス」のモデルとなったカフェのある町でもある。

Le Cafe la Nuit Vincent Van Gogh
せっかくだからここでお茶でもしようと思ったんだけど、ちょうど日本人のおばちゃん団体客がいたので断念して、ならびにある別のカフェでお茶をした。
そしたらたまたま横に座ってた品のいい感じのマダムがなにやらフランス語で話かけてきた。自分のカメラを指差しながら何言ってるか分からなかったけど、「ナイコン?」だけ聞こえたので、「Nikonか?」って聞いてるんだろうと思って、「フランス語は分からないけど、これはNikonじゃない。Olympusだ」と答えた。
その英語を聞いてマダムは英語で話しかけてきた。どうやら普通にアメリカ人らしい。「英語けっこううまいけど、お前もアメリカ人なのか?」って聞かれたので、「小さい頃住んでただけだ、ニューヨークに」と答える。
すると、マダム、「私は今NYに住んでるんだよ。"White Plains"ってところに」と。
この"White Plains"、昔住んでいた"Hartsdale"の隣駅だ。「実はHartsdaleに住んでたんだよ」って言ったら、マダムすごいびっくりしていた。そこからはWhite Plainsのモールの話とか、近くにあるダムの話とか、ローカルネタでひとしきり盛り上がった。
旅に出ると思わぬ出会いがあったりするけど、これまたびっくりな出会いだった。さらになぜか途中から日本酒の話になったし(笑)。「いい酒は熱燗にしちゃいけないらしいけど、私は暖かい方が好きだから、熱燗にするんだ」「いい酒でもそうやって飲むこともあるから、必ずしもダメってわけじゃないんだよ」とか。
何かおもろかった。
"Say Hello to White Plains !"と言ってそのマダムとお別れし、既に17時を過ぎていたのでアヴィニョン行きの電車に乗ってアルルを後にした。
さて、ディナーだ。ガイドブックに載ってるとこもいいけど、出来れば地元の人が行くようなとこがいい。と思って、ホテルのフロントの人にオススメのレストランをいくつか教えてもらって、その中でよさそうな店に予約を入れてもらった。どんなとこか楽しみ。
部屋に入り、またまたEUROの再放送を見つつ一休み。そして20時に行動開始。
行ったのはBRUNELっていうレストラン。こじゃれた感じの内装の店だ。
これがちょーおいしかった。要は生のエビや魚を細かく切って、ソースであえて、ケーキ状にした食べ物なんだけど、ソースが主張しすぎてなくてちょうどいい味だ。
こっちは前菜に比べると感動は少なかったかな。もちろんおいしかったけど。
そしてワイン。
コート・デュ・ローヌ(ボーヌのさらに南からプロヴァンスにかけての地方)の中でも最南部、アヴィニョン郊外のコート・デュ・ヴァントーの赤。
さすが地元の人の紹介。いいお店でした。店員さんもすごい感じよかったし。また行ってもいいなと思ったレストランでした。
ここまで来て気づいたかもしれませんが(もっと前に気づいてる?)、毎日うまいもんばっか食べて贅沢してます(しすぎですが)。密かにこの旅行、フランスのおいしいもの食べるツアーでもあるんです。だからメインはディナー。朝とか昼はほどほどにディナーを愉しむことにしたんです。たまには(っていつも?)いいでしょ?
さぁ、明日はもう1つの目玉、ポン・デュ・ガール見学。アヴィニョンからバスで行けるらしいので、それで行こう!(つづく)
フランス3日目。今日はブルゴーニュ地方の中心、ボーヌに向かうことに。もちろん目的はワイン、ワイン、ワイン!
6時35分発のTGVに乗るため5時起床。ホテルで朝食食べる。たいがいフランスのホテルは朝食別料金だからホテルで食べるのはやめようと思ってたんだけど、思ったよりここのは安かったから頼んだが、出てきたのはパン、パン、パン。まぁパンおいしかったからいいけど、どうりで安いわけだ。これなら駅でパン買ってもよかったかも。
レンヌ駅の窓口でまずはパリ モンパルナス駅までのTGVのチケットを購入。ここでもレイルパスなので3ユーロの追加料金。これはどこでも同じだった。
2時間ほどしてモンパルナス着。ここから、ボーヌの手前のディジョン行きのTGVに乗るため、地下鉄でリヨン駅に向かう。が、これが失敗。ちょうど朝の通勤時間帯だ。東京ほどの混雑じゃないにしても、さすがに旅行客が移動するのは大変だ。人にかばん蹴られようが、人にぶつけようが仕方ない。"Excuse me"と笑顔で謝りまくり。
だいぶ人にかばんをぶつけたけど、無事リヨン駅に到着。ディジョンまではTGVでそこからボーヌは在来線だ。在来線はレイルパスだけで乗れるので、ディジョンまでのTGVのみ購入。

リヨン駅構内。ヨーロッパの駅って、「さぁ、これから旅に出るぞ!」って気分を盛り上げてくれる雰囲気がある
ディジョンまでは途中までリヨンへ向かう高速線区間を走り、途中から在来線区間に入る。最初は快調に飛ばすが、途中からはだいぶゆっくりになる。高速で流れる車窓を眺めるのもいいけど、やっぱりゆっくり(といっても速いけど)流れる車窓を眺めるのもまた電車の旅の楽しみでもある。
程なくしてディジョンに到着。そこで反対側のホームに止まっていたボーヌ方面行きに乗り換え。ディジョン駅を出発した電車はしばらくして、コート・ドゥ・ニュイと呼ばれるワインの産地に入る。かのロマネ・コンティやジュヴレイ・シャンベルタンなどで有名な場所だ。車窓は一面のブドウ畑。
そしてボーヌに到着。まずは今宵の宿探し。「地球の歩き方」に書いてあった駅前のホテルにチェックイン。すぐに部屋にも入れてくれた。
ホテルといっても民宿と言った感じの家庭的なとこ。フロントのおばちゃんも感じいい人だったし、部屋も、古きよき民家って感じ(よく分からないけど、イメージね)。すごく落ち着く場所だ。今にして思えば初日のパリのホテルはほんとひどかったな・・・。天と地の差だ。
ボーヌはコート・ドゥ・ボーヌと呼ばれる産地の中心。当然ワイナリーもいっぱいだ。せっかくだからワイナリーめぐりをしなければ。ということで、町の観光案内所で、あいてるツアーを探したら、幸いにも1つだけあいていた。もちろん断る理由はない。即申し込み。
ツアーは地元産まれのルルさんが運転するワゴンで、ブドウ畑を縫い、ポマール、モンテリ、ムルソーといった村々をめぐる。
ルルさんは、これまた感じのいい、ワインの知識の豊富な人だった。それもそのはず、今は辞めてしまったが家は元ワイナリーで今でもブドウ畑を人に貸していて、本人は地元のワイン学校でワインの勉強をしたらしい。
ツアーの最後にはセリニっていう村にあるドメーヌ セリニっていうワイナリーで試飲。実はこのワイナリー、姉妹2人で畑の面倒から、ワイン作りから、ボトル詰めまで、すべてをこなしている。女性がワイナリーをやっていることは非常に珍しいことらしい。そういや、日本でも最近女性の杜氏がいるとか。どこの国も女性の社会進出はいろんなところで見られるんだね。
試飲したのは赤3種類と白1種類。赤はどれもドライなんだけど、フルーティー(頑張って味を説明しようとしてます)。ちょっと塩分の多いチーズが欲しくなる味だ。白は、柔らかい甘めな味。(表現力欠如です・・・) スモークサーモンとか合うかも?
ワイナリーで試飲しただけではまだ足りず、ツアー終了後、ボーヌの街中にある「ワイン市場」でまたまた試飲。確か10ユーロで白3種類、赤12種類の地元のワインが試飲できる。これだけ飲んだら酔っ払うって思うかもしれないけど、正式な試飲はちょっと口に含んで香りを愉しんで飲み込まずに捨てるのだ。だからあまり酔っ払わない。
とは言え、飲まずにいられるか!(笑) 小さな試飲カップにちょっとだけ注いで、作法を無視して飲んでしまいました。もちろん節度を持ってね。ドライな感じなのからマイルドな感じなものもあれば、軽い味から、いろんな香りが混ざり合った深い味のものまで。もちろん特級(グラン・クリュ)や一級(プルミエ・クリュ)も楽しめる。
ちなみに気づいたかもしれませんが、今日はランチ抜きでした。なので、小さな試飲カップで控えめとは言えど、すきっ腹だったので全部試飲し終わった時にはちょっとご機嫌な感じに。
とりあえずホテルに帰って、水をいっぱい飲んで、テレビのEUROの再放送を見つつ夕飯までは一休み。
ちなみにフランスのレストランは夜はだいたい7時とか7時半に開店する。EUROを見てちょっと休んで、7時半くらいにはすっかり素面(?)。 ディナーへ繰り出す。
といっても、ホテルにあるレストランで食事を取ると今日は決めていた。チェックインしたときに、おばちゃんが、「うちのレストランで、地元のおいしいもの食べな。カタツムリ(日本語で言ってたw)とかね。」って言ってたのが気になっていたので。
ということで、人生初、エスカルゴに挑戦。メインはこれまた地元の名物、牛肉のワイン煮込み。
エスカルゴは言ってしまえばサザエだね。それにガーリックとハーブとオリーブオイル(かな?)を混ぜてかけたものをオーブンで焼いてる。これといって臭みもなく(ガーリックとハーブのおかげかな)、うまい。これはつまみにはいいね。
これは、牛肉がとろけるほど柔らかくて、最高にうまかったです。量もイギリスとかアメリカと違って慎ましやかでちょうどいい。日本人向けだ。昼抜きとは言え、ちょうどいい量だった。
でも周りのフランス人はエスカルゴ6個じゃなくて12個のを頼んで、さらにメイン食べて、さらに最後はデザート食べてた。やっぱり西洋人は食うな。
もちろん、ワインもハーフボトルで。これはコート・ドゥ・ボーヌのさらに南、ジヴリのプルミエ・クリュ。
ちなみに食事を終わってフロントのロビーに出たとこで、ロビーのテレビに映るはアビダル、レッドで退場のシーンだった。フランス人愕然。どちらかというとイタリアを応援しているので、なんとなくいづらくて、そそくさと部屋に戻って、続きを見た。
ボーヌは静かな田舎の町って感じで、季節によっては違うのかもしれないけど観光客もそれほど多くなく、いいとこでした。さぁて、ワインも思いっきり楽しんだし、明日は南仏プロヴァンスへ移動だ。(つづく)
今日から巻きで行きます。このままじゃいつまでたっても終わらなそう。
モン・サン・ミッシェルの威圧感に圧倒されつつ、朝食まだ食べてなかったので、島内で有名なオムレツの店、"La Mere Poulard"でブランチすることにする。もちろん注文は名物のマダム・プラールのオムレツ。昨夜の夕飯とはうって変わって塩分控えめだったけど、たまごがふわっふわっだった。
調子にのってワイン飲んじゃって(まだユーロの感覚になれてなくて、安いだろうって思ってたら実は結構高いやつだった・・・)、さらに水はEvian頼んじゃったもんだから、会計見てちょっとびっくり。だいぶ反省。以後、ビストロではEvianは頼まず、tap water(水道水、ちゃんと英語も通じた)で通す。
ここのもう一つの名物は軽快なリズムを奏でながら、たまごを店頭でかき混ぜ、オムレツを作る様子を見学できるところ。あのリズムは独特だ。店のHP行くとまず聞こえてくるのがその音なのだ。
お腹もいっぱいになったので、続いてメインの島内見物。まずは島のメインストリートGrand Rueを散策。さらに城壁の上を歩いて、はるか昔、多くの巡礼者を飲み込んだと言う海を眺める。ちょうど干潮ではるか遠くまで砂浜が続いていた。
そしていよいよ本丸へ登頂。敵を威圧するような外観からは想像もつかない、静かな修道院がそこにはあった。昔々、司教が大天使ミカエルのお告げを聞いて建設を思い立ったらしいけど、よくこんな小さな島にこれだけの建造物を建てたなと。まさに驚異だ。
帰りもまたバスでレンヌへ。時間を読み間違えて、1時間半近くボーっとバスを待つハメになってしまったけど、1時間のバスの旅、歩き回った疲れから熟睡で気づけばレンヌ駅前着。
念願の世界遺産を見ることが出来て、大満足。この旅行の目的の3割は達成したかな。まぁ、この時点でまだ翌日からどこ行くか決めてなかったけど。モンパルナス駅で折れることなく、レンヌまで来た甲斐があったってもんだ。
そして朝とっておいたホテルにチェックイン。昨日に比べてなんて部屋の快適なことか。ベッドも広いし。これならゆっくり出来そうだ。
しばしEURO見つつホテルで休んで、ディナーへ。町のメインストリートらしきところに、(たぶん)地元客でにぎわっている感じの店 (Le Galopin) があったので、そこにふらっと入ってみたが、意外とここが当たりだった。
このサーモンの料理がおいしかったぁ。
満足してホテルに帰り、明日以降の予定を考え、10時前くらいには就寝。明日もまた早起き決定だ。(つづく・・・全然巻けてないし)
2日目の朝、予定通り5時には起床。7時のTGVに乗りたかったのだけど、どの程度空いているのか、どの程度前に行けばチケット買えるのかよく分からなかったので、とりあえず6時にはモンパルナス駅に着いていたかった。ということで、2日目の朝は予定通り順調な滑り出し。
今回はFRANCE RAIL PASSを持っての旅行。これだとTGVに乗る場合は追加料金が発生するけど、1回3ユーロ。今回みたいに頻繁に電車に乗る旅行なら多少はお得だ。まぁいろいろ割引チケットとかあるみたいなので、実際にはもしかしたらもっと安い方法があったかもしれないけど、とりあえずTGV以外の電車に乗る場合はそのまま乗れるし、楽だからいいかなと。
起床後、シャワー浴びて、ホテルをチェックアウトしようとしたら、また昨日の感じ悪いおっさんが眠そうな顔して出てきた。そりゃ6時前だし。でも、いかにも嫌そうな顔しやがる。マジ感じ悪いホテルだ。
ホテル近くのMETROの駅から13号線に乗って二駅目がモンパルナス・ビアンビュ駅。TGVが発着するモンパルナス駅の目の前だ。
駅に入ると当たり前だけどフランス語だらけ、出口すら分からないが(そのうちSortieというのが出口だと分かる)、事前に調べておいた"Billet"という窓口を探す。「切符」って意味らしい。
列(5人くらいしかいなかった)に並んで窓口をよく見てると、"I speak English"って書いてあったりする。「おぉ、素晴らしい」と感動しつつ、その窓口に行って「モン・サン・ミッシェル行きたいから、レンヌまでのTGVとレンヌからモン・サンまでのバスのチケット欲しい。帰りはレンヌまで。(実はモンパルナス駅で往復含めTGVとバスのチケットをセットで購入できる)」と伝えると、「バスはいっぱいだ」と。
またも不安がよぎる。今度はこれか・・・。
とは言え今さら引き下がれないので、とりあえずレンヌまでのTGVを買うことにした。レンヌまで行ってからその先の移動手段を考えようと。
じゃっかん不安材料は残るがなんとか目的地に近づくことは出来そうだ。一応第1関門はクリアかな。
次の難関は今日の宿探し。果たしてレンヌで見つけられるのか!?
しかし、そんな不安も一掃されるくらい、TGVは快適快適。最近新幹線にあまり乗らないから比較は出来ないけど、揺れも新幹線より少ないんじゃないかな。それに体感的には断然速い!乗り心地はいいし、最高だった。
途中24時間耐久レース開催後(中?前?よく分からないけど、確か6月だった気がする)のルマンを経由し、2時間半ほどでレンヌに到着。何もなさそうだけど(笑)、静かな地方都市風情だ。しかもうれしいことに駅前にホテルがずらり。さすがにどこか空いてるだろうとふんで、目に付いたホテルに飛び込むと、空室あるって。
しかもフロントの人、すごく感じがいい。いかにも観光客風な自分を見て、「今日はモン・サン行くんでしょ?なら荷物預かっておくから置いておきな。」と、こちらから頼むまでもなく荷物を預かってくれた。やっぱ都会の中途半端なホテルはダメだな。どこの国も地方のホテルの方が温かみがあっていいね。
ということで、第2関門突破。今宵、おいらは宿無し、にならずにすんだ。
ホテルに荷物を預け、駅のすぐ横にあるバスターミナルへ。ここからモン・サン行きのバスが出ているらしい。窓口の人にバスはあるのかって聞いたら、10分後くらいに来るから、バス停で並んで待ってなさいだって。「お。もしかして、乗れるのか?」
バス停には既に数人が並んでいて、中にはパリで買ったと思しきチケットを持っている人もいる。程なくしてバス到着。運転手に行き先を告げ、料金を払い、無事乗車。やった!第3関門もクリア。きっとパリで取り扱い分のバスが満席だったってことだったんだろうな。
ちょうど次のTGVも到着したらしく、次から次へと人がやってきて、既にバスは満席。そしたら臨時(?)なのかもう1台バスがやってきた。さすがに大観光地、モン・サン・ミッシェル。ちゃんと観光客を目的地まで運んでくれるわけか。
そしてバスに揺られること1時間。ついに目的地モン・サン・ミッシェル着。あのTVで見た世界遺産を目の前にして鳥肌がたった。しばし呆然と眺め、立ち尽くす。
モン・サン・ミッシェルとの対面は久々に味わう感動的なものだった。(つづく・・・やばい長くなりそう。まだこの時点で2日目の午前11時くらいなんですけど。)
先週は見ての通りフランス放浪の旅に行ってきました。記憶が鮮明なうちに旅行記。(EURO観戦記は略w。)
成田11時25分発、パリ シャルル・ド・ゴール16時40分着のANA便でフランスの地に6年ぶりに下り立つ。前回はパリを中心に3日ほど過ごし、その後ユーロスターに乗ってロンドンに向かった旅だったが、今回の目的はパリ以外のフランスを放浪すること。下り立った時点でも、初めにモン・サン・ミッシェルに行くことくらいしか予定が決まっていなかったので(もちろん最初以外のホテルも移動手段も何も決まってない)、果たして無事に旅行を終えられるかかなり不安だった。
だいたい不安は的中するもので、あらかじめ2泊分とっておいた(つもり)、パリ モンパルナス駅近くのホテルにチェックインすると、「1泊だよね」とフロントのちょっと怪しいオッサンが言う。いやいや「2泊だ」と言っても聞いてくれない。確かに出発直前に1泊を2泊に変更して、リクエストを受け付けたってConfirmもメールでもらったのに。でもでもよく見ると、変更後にプリントアウトしたVoucherもしっかり1泊になってる・・・。しかたない、後で代理店に文句言うとして、1泊であきらめるか。(翌日は満室だとか言ってるし)
#ちなみにその後代理店に確認したら、Confirmはしてないと。結局取れなかったから1泊だ、と。じゃああのメールはいったい??まぁでもVoucherもちゃんと確認しなかった自分が悪いわけで・・・。
翌日は早朝のTGVでレンヌに移動して、モン・サン・ミッシェルにバスで移動して、夕方パリに帰ってくる予定だったけど、さらに不安が倍増。TGV満席だったらどうしよう、とか、朝寝坊したらどうしよう、とか、明日の宿見つからなかったどうしよう、とか。
まぁそんな時はとりあえず旨いもん食べて忘れればいいさ。ってことで、ピカソ広場にあるチェーン店的なレストランに入る。そして鴨のロースト的なものを頼む・・・塩辛っ。
後にして思えばフランスで食べた唯一最悪の夕飯だった。ワインもおいしくなかったし。失敗したぁ。
初日から前途多難な展開。いつもながら旅行にトラブルはつきものだけど、今回も嫌な感じのスタートだ。後は寝て忘れるしかない・・・ってベッド小さい!なんか落ち着かない。
翌日から本当に無事やっていけるのか、ますます不安は募りつつ、長旅の疲れのおかげでたとえベッドが小さくてもぐっすり眠れた。
しかし前途多難だ。